文京区議会議員の岡崎よしあきです。
礫川公園に、転落防止用ネットを設置
昨年、春日一丁目にある礫川(れきせん)公園に、転落防止用のネットを設置致しました。
今回は設置のきっかけと、礫川公園や、宮沢賢治の作品に由来する花壇などを紹介致します。
「柵の間が危ない」とのご相談
小さなお子さんをお持ちのお母さんから
「礫川公園で遊んでいる時に、柵の間から子どもが落ちそうになって危なかった。転落防止のネットなど設置できませんか?」
とご相談をいただきました。
現地を確認すると、傾斜や階段があり、小さなお子さんが柵の間からいつ転げ落ちても、おかしくない状態でした。早速、担当課に交渉し、昨年緑のネットを設置しました。
ご相談をいただいたお母さんからは「これで子供を安心して遊ばせることができます」との、喜びの声をいただきました。
礫川公園の歴史と概要
礫川公園は、小石川台地の東端に作られた公園で、高低差をいかした3段構造の公園です。
このあたりの一帯はかつて軍用地でしたが、戦後に分割され、1964年(昭和39年)、東京都が公園を造成、翌65年に区に移管されました。
上段にはブランコや健康器具、中段には池と花壇、下段には2本の大きなケヤキを中心とした広場があり、中段と上段をつなぐ階段には、高さ10メートルに及ぶカスケードが公園のシンボルとなっています。
宮沢賢治の設計図をモチーフにした花壇
北東側の都営住宅に面した花壇は、文京区ゆかりの文人・宮沢賢治が残したデザインに由来します。
宮沢賢治は、1921年(大正10年)に上京して本郷菊坂町(当時)に住み、印刷関係の仕事につきながら童話創作に励みました。
その後、故郷に戻ってからは、農学校で教鞭をとるかたわら、「涙ぐむ目(tearful eye)」などの花壇を設計しました。
宮沢賢治が文京区に住んでから90年目にあたり、彼の設計図をアレンジした花壇植栽を行われました。
また、カスケード前の花壇や丸ノ内線「後楽園」駅入り口の横にある花壇は、区民の方々に季節の花を植えていただいております。
これからも安心して公園が使用できるよう、尽力してまいります!
礫川公園については、文京区ホームページを参考にしました。